

この素晴らしい世界に祝福を!2期第2話「この紅魔の娘に友人を!」感想・反応
「わぁぁぁ!!」
「いきなりどうしたのよ?」
「分からないのか?あの領主の元へ行ったダクネスが、一晩帰ってこなかったんだぞ。今頃は…」
「めぐみん?なんだその猫」
「迷惑は、かけないと思うのですが…」
「飼いたいってことか」
「ダメでしょうか?…」
「ところで、何を騒いでいたのですか?」
「お前落ち着いてるなっ、ダクネスは今頃…」
「どどどどうしましょう?ダクネスが酷い事に、どうしましょうカズマ」
「もう手遅れだ、いいか?ダクネスが帰ってきたら普段と変わらず優しくしてやるんだぞ?」
「わっ分かったわ。大人の階段上ったダクネスには、なにがあったのか聞いちゃいけないってことね」
「サトウカズマは居るか!?」
「いやぁぁぁぁ!」
(拘留された俺を助けるために、めぐみんが爆裂魔法を撃ちまくった。
そのせいで、冬眠中だったジャイアントトールが目を覚ましてしまったらしい。
今回はその後始末をしに来たわけだが…)
「カエルがこの寒さの中でも動きが鈍くならないとは、逞し過ぎやしないか?」
「私達も負けてはいられませんよ。もっともっと強くなって、過酷なこの世界を――――生き抜くのです」
「今助けてや…」
「いえ、アクアからでいいですよ。外は寒いですし、カエルの中は温いのです。すでに爆裂魔法を放った私にできる事は、こいつを足止めしておくくらい…」
「カーズマしゃーん、もう無理、もう無理。早くしてー」
(うちのパーティーには、ダクネスという固い”壁役”がいるのに、効果的に遠距離攻撃できるものがいない――――そこで俺が新たなスキルを習得した)
(そのスキルの名は『狙撃』)
(狙撃スキルは運が強いほどに命中率が増す、俺にうってつけのスキル)
「あっ」
「アクアーぁあああああ」
「スキルが…俺のスキルが…」
「貴方達は、いつもこんななんですか?」
「まっ待ってください、カエルが…!」
(まずい!これではエサ、ではなく囮の人数が足りない)
「あぁああもう、こんな時にダクネスがいれば」
「もうだめだぁああああ」
「ライトオブセイバー!」
(正直…触りたくない)
「これで歩けるだろう?誰だかわからないけど、助かったよ」
「たっ助けたわけじゃないですから…。ライバルがカエルなんかにやられたりしたら、私の立場がないから…」
「ラっライバル?」
「ひっ久しぶりねめぐみん!今日こそは長きにわたった決着をつけるわよ」
「どちら様でしょう?」
「えぇええ!?」
「大体、名前も名乗らないなんておかしいじゃないですか。
これは、きっと以前カズマが言っていた『オレオレ何とか』っていうやつですよ」
「わっ分かったわよ!知らない人の前で恥ずかしいけど…」
「うっうん、我が名はゆんゆん。アークウィザードにして、上級魔法を操るもの。やがては紅魔族の長となるもの!」
「今日は何とかなりましたが、これが私の目を欺く演技だという可能性も捨ててはいませんよ。では」
「じゃあ、私はギルドにカエル二個を運ぶ手続きしてくるわね」
(こんな状況で俺だけ取り残されるのも困るのだが…)
「やっやめろー、おのれ…。くっころ!」
「あの子、泣いて逃げちゃったな」
「なんです?」
「さっきの子より、めぐみんの方が美人だなって」
「それはどーもありがとう。お礼にギュッと、ハグしてあげましょう~」
「カエル臭い!!」
(翌日、借金返済などの事を相談する為、ウィズの店を訪れた)
「ちわーす。これ、買い取ってほしいんだけど…」
「あ」
「実はこの…」
「わっ我が名はゆんゆん、なんという偶然。なんという運命のいたずら。こんなところで鉢合わせになるとは、やはり終生のライバル!」
「皆さんが良くうちの店にいらっしゃると聞いたそうで、朝から待ってらしたんですよ」
「ななななっ何を言ってるんですか、店主さん。わっ私はマジックアイテムを買いに来ただけで…あの、これ下さい!」
「なるほど。そんな回りくどい事せず、うち尋ねてくれればよかったのに」
「ねぇねぇ、これなんていいんじゃない?仲良くなる水晶」
「あぁそれ。熟練した魔法使じゃないと、使えないんですよ」
「別に仲良くなる必要など、微塵もないのですが…」
「怖気づいたの?めぐみんっ」
「あ”ぁっ?」
「つまりこれは、上手く使えたほうが格上だという証明。勝負よ、めぐみん」
「そこまで言うのなら…見せてあげますよ。真なる魔法使いの力を!」
「今日こそ決着をつけるわよ!」
「さすが、紅魔族ですね」
「さぁ水晶、その力を示して」
「水晶の力が発動しますよ」
「こんなにも投影されたのは初めてです、二人ともすごい魔力です」
「なんだ…これ」
「あれっ、パンの耳あつめてるのか!?」
「えっ、ちょっと待って…―――ひとり、なの?」
「友達におごるために、アルバイトするのか…?」
「ちょっと…なんであれっ、虫食べてる」
「何なんですか、これは」
「店主さん、仲良くなる水晶だっていいましたよね?」
「これはお互いの恥ずかしい過去をさらし合うことで、より友情や愛情は深くなるという大変徳の高いものなんで…す…」
「めぐみん、ねぇめぐみん。これで私達仲良くなるの?」
「どりゃぁああああああ!!!」
「これはカズマさんにツケておきますね」
「まて、壊したのはめぐみんだろ」
「その水晶を使いたがったのは、ゆんゆんです。ゆんゆんが払います」
「そういえば昔、発育勝負をしたことがあったわね。子供じゃないっていうんなら、またあの勝負をしてもいいわよ」
「子供じゃないというのは、別の意味での子供じゃないってことですよ。」
「だって私はもう…。ここにいるカズマと一緒に、お風呂に入るような仲ですから」
「お前ふざけんなよ!この口か、この口が仇俺の悪評を広めるのかー」
「きょっ今日のところは私の負けにしといてあげるからぁ。――――うぇぇん!!!」
「賑やかな子ね」
「今日も勝ち!」
この素晴らしい世界に祝福を!2期第2話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「ダクネスは今頃…」
2位「俺はやる時はやる男だからな!」
1位「もうだめだぁああああ」
管理人の一言
ゆんゆん登場!可愛いなぁ、あの水晶は壊されて当然だ…
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