

文豪ストレイドッグ 21話 双つの黒 反応・感想
「あーやる気が出ないー」
「朝から壊れたラッパのような声を出すな」
「太宰、ポートマフィアとの密会の件は進んだか?」
「手は打っていますが」
「ポートマフィアのボスは来ると思うか?」
「来るでしょう。社長を殺す絶好の好機ですから」
「おい太宰、ポートマフィアと密会だと!?」
「待て待て待て!何が何やら、第一なぜお前が密会の手筈を整えている!?」
「私、元ポートマフィアだから」
「国木田君以外は全員知ってるよ」
「太宰の奴に役立たずの捕虜をおいても世話代がかさむと探偵社を追い出されましてのう」
「探偵社の社長から。茶会の誘いだそうじゃ」
「ほう、そうきたか」
「お加減はいかがですか、ボス」
「日暮れまでに第一組織も軍警もポートマフィアに逆らうもの全員殺せ」
「それは非合理的です」
「こちらは何をしようと構わん、殺せ。」
「ただ殺せっ殺すのだ殺せ、殺せ、殺せ」
「わかりました」
「ボスは病により横死された。次期ボスに私を任ずると遺言を遺されて」
「君が、証人だ。いいね?」
「4年ぶりだねえ。私があげたコートは、まだ使っているかい?」
「もちろん。焼きました」
「ヨコハマの2大異能組織のトップが、こうして密会していると知ったら、政府上層部は泡を吹くでしょうね」
「結論を言う。同盟ならずとも、一時的な停戦を申し入れたい」
「ふっ」
「協定違反をしても罰する者がいない」
「停戦の約束を、突然ポートマフィアが破ったら?探偵社が裏切ったら?損するのは停戦協定を信じた方のみ」
「先に裏切ったほうが利益を得る状況下では限定的停戦は成立しない。あるとすれば、完全な協調だが」
「それもありえない」
「ポートマフィアは面子と怨讐の組織。部下には面目を潰された者も多いからね」
「では、こうするのはどうだ?」
「いまここで、全ての過去を清算する」
「刀は捨てた筈では?孤剣士『銀狼』、福沢殿」
「メスで人を殺す不敬は相変わらずだな、森先生
相変わらずの幼女趣味か」
「相変わらず猫と喋っているので?」
「ん?」
「立体映像の異能か。楽しい会議でした。続きはいずれ、戦場で」
「今夜探偵社はQの奪還に動く」
「今夜だけは邪魔をするな。お互いのために」
「何故だ?」
「それが我々の唯一の共通点だからだ。この町を愛している」
「ギルドは強い。探偵社には勝てません」
「ということで、太宰君、幹部に戻る勧誘話はまだ生きているからね」
「まさか。そもそも私をポートマフィアから追い出したのは、あなたでしょう」
「君は自らの意思でやめたのでは?」
「森さんは恐れたのでしょう?」
「いつか私がボスの座を狙って、あなたの喉笛を掻き切るのではと」
「かつて、あなたが先代にしたように」
「鬼は他者の内にも、鬼を見る。私も、あなたと組むのは反対です」
「これがQの監禁施設か」
「こんばんは。うちの作戦参謀は敵の行動予測が得意なもので」
「そりゃ罠か」
「太宰君がいまも私の右腕ならば、ギルドごとき――」
(鬼は他者の内にも鬼を見る)
「広津さん、前線への通信機を」
「探偵社にはああ言ったが、完全な同盟を結ぶ解は存在する」
「同盟の本質とは先払い」
「敵異能力組織を一夜で滅ぼし、そうこくと呼ばれた黒社会最悪のコンビ」
「一夜限りの復活だ」
「ほらいたよ、助けを待つ眠り姫様だ」
「ナイフ貸して」
「あ、念のためさっきスっておいたんだっけ」
「テメエ!」
「おいクソ太宰、その人形よこせコラ!」
「だーめ!万一の保険だもの」
「あいつ、いつか絶対――」
「さっきから妙に肩が凝る。働きすぎか」
「なんだ、あの異能は」
「さすがギルドの異能力者!驚異的なタフさだ!」
「来るぞ太宰、どうする」
「どうするも何も、私の異能無効化ならどんな攻撃も小指の先でちょちょいの――」
「太宰!」
「…深手じゃねえか」
「あの触手、実に不思議だ。異能力無効化が通じない」
「馬鹿な。ありえんのかそんなこと」
「私の無効化に例外は無いよ。可能性は一つしかない」
「あれは異能力じゃないんだ」
「仕方ない。懐かしのやり方で行こう。作戦コード、恥とヒキガエルは?」
「ああ?ここは櫺子の外に雨か?造花の嘘だろうが」
「中也、私の作戦立案が間違ってたことは?」
「クソッ」
「俺の異能力は触れたものの重力を操る。そのまま寝てろタコ」
「眠い。めんどくさい」
「だが、フランシス君との契約は果たさねば」
「これは、人外の類だね」
「テメエ、腕が」
「中也、死ぬ前に聞いてほしいことがある」
「何言ってやがる!テメエがこんなところで、」
「ばあ。けがの身で戦場に出るなら、これくらいの仕込みは当然だよ」
「手品してる暇があったら、あの悪夢どうにかする作戦考えろ!」
「無理無理。諦めて死のう。もう残った手は一つしかないね」
「まさか、汚濁をやる気か」
「私のサポートが遅れれば中也が死ぬ。選択は任せるよ」
「選択は任せるだと?」
「――テメエがそれを言うときゃぁな、いつだって他に選択肢は無えんだよ」
「汝、陰鬱なる汚濁の許容よ。 更めてわれを目覚ますことなかれ」
「なんだあれは…」
「知りたいかい?ギルドの働き蟻くん」
「あれが中也のもつ異能力の本当の姿だよ」
「中也の汚濁形態は周囲の重力子を操る。圧縮した重力子弾は、あらゆる質量を飲み込むブラックホールだ」
「ただ本人は力を制御できず、力を使い果たして死ぬまで暴れ続けるけどね」
「しかし、あれは一体なんなんだい?」
「中也がいくら削っても、即座に再生している。相棒の君なら、アレの正体を知っているんじゃないのかい?」
「さてね。知ってたって教えるわけないだろ」
(まずいな。中也の体がもたない)
「生憎だね。ああなったラブクラフトを外部から破壊する手段なんて存在しない」
「外部から?つまり内部からの攻撃は効くわけだ」
「やっちまえ、中也」
「フハハハハハ! ハハハハハ!」
「敵は消滅した。もう休め中也」
「終わったらすぐ止めろっつうの」
「そのつもりだったのだけど、面白くて見てた★」
「ああ? テメエを信用して汚濁を使ったんだ」
「ちゃんと俺を拠点まで、送り届けろ…よ」
「任せなよ、相棒」
「信じられない…あのラブクラフトを。君たちは一体何者なんだ」
「悪い奴の、敵さ」
文豪ストレイドッグ 21話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「人外の類だね」


クトゥルフなラヴクラフトさんと太宰さんの腕が…www
2位「私、元ポートマフィアだから」


太宰さん元ポートマフィアであることをカミングアウト。
しかし知らないのは国木田さんだけだった模様
1位「一夜限りの復活だ」

太宰治と中原中也の双黒コンビキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
管理人の一言
いやぁ、双黒コンビかっこよすぎましたね…いいコンビです。
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