

TRICKSTER-江戸川乱歩「少年探偵団」第14話「螺旋の梯子」反応・感想
(僕の名前は、山根たすく)
「行ってきまーす」
(僕には悩みが3つある)
(1つ目)
「名付けて、山根ホイホーイ」
(大友先輩にいじられすぎなこと)
「っわ、えー、今の…どうゆうっ、えー」
「あっだから小林君は…」
(2つ目。色々と置いてきぼりにされること)
(そして3つ目は…)
「あのっ…あの、少年探偵団の方ですよね?」
「そう見えます!?」
「えっ?」
(少年探偵団の仲間に、探偵に、どうしたらなれるのか。僕、悩んでます)
「ご依頼は…」
「あの、これ知ってます?」
「るり学ボーイズ?」
「うちの学校の、イケメンデータバンクです」
「サイトに課金すると見られるんです。
イケメンのルックス、知能、推定寿命、身長、将来ハゲるか太るか、
もろもろ数値化したデータを」
「それで?このサイトがどうかしたの?」
「サイト自体も嘆かわしいんですけど、その…盗難事件が最近おきていて」
「何か盗まれたんですか?」
「あぁ…わ、私じゃなくて、そのサイトに載っている人達の物が…」
「るり学ボーイズのジャージとかタオルとか、のっ…飲みかけのペットボトルとか、運動靴とか」
「阻止したいんです!」
「まーこちゃん、やっほ~」
「だーかーらー…来るときは事前申請てってば」
「はっ初めまして、あっ…でもピッポちゃんを通じて話しているから、厳密には…お会いするのは初めてっというか…」
「これ、レアエッグの『濃厚いちごエクレア』です」
「渋谷駅限定の?」
「一日30個限定の、です」
「ま、でもいいよ。手伝ってっても」
「あら、どういう風の吹き回しー?」
「別に―。最近井上の奴、こばちんの事ばっか賞賛っててむかつくからさー」
「わあぁ、ジェラシー?」
「のろちんの有難みを再認識ってもらいたいだーけ。
犯人探しなんて、学校の監視カメラに侵入すればちょちょいのちょー…っい!?」
「あぁ、うちの監視カメラ旧式だから。ネット接続してないかも」
「はぁ!?平成一桁かよ」
「学校で直接データチェックっていくしかないねー」
「じゃあ頼んだ」
「僕、一人で、ですか?」
「違う。――――ピッポちゃんも一緒」
「ちょっと。その患者さんは面会謝絶だから、入っちゃだ…。あっ待って」
「っげ」
「画像解析ってるけどー、時間かかるかも。なんかデータが途切れ途切れで」
「あの…野呂さんって、どうして探偵に…」
「明智にスカウトされてて、ちょうどやることなくて暇ってたしー」
「えっと…学校は?」
「卒業したけど?」
「小学校を?」
「大学だしー、主席卒業だしー」
「だっ大学!?」
「一昨年…いやもっと前か、少年探偵団に入るちょい前かな。飛び級して大学卒業ってるから。モラトリアムとか終わってっから」
「じゃあ、少年探偵団に入ったころに…その…引きこもりに」
「のろちんが魅力を感じるものは全部家の中にある。ただそれだけだしっ」
「あれ?先輩の。―――――――――あ!」
「やられたー、大友の白衣、盗まれた」
「何だよ…」
「決まってんだろ、早く僕を殺せよ…。おいっ」
「来んなっ」
「まっ、待てー」
「山根ーー!」
https://twitter.com/tianlangxing/status/821029433238618112
https://twitter.com/CGMa_satonaka/status/821029378582671361
https://twitter.com/Norwegiangian/status/821029383414497280
https://twitter.com/whitesnow_aria/status/821029490511921152
「逃げんな、逃げんな」
「約束したろ、事件解決して僕を殺すって」
「そうだけど」
「僕を引き込んだのはお前だろ、なのに逃げんのかよ」
「もう無理なんだって…」
「はぁ?」
「俺はもう、戻れねーんだよ!」
「もう…前の俺には」
「憧れていたんです」
「ん?」
「ずっと井上先輩たちに」
「なに?あんた探偵やりたいの?」
「今ここで頑張ったら、皆さんに認めてもらえるかなって。でも僕なんかじゃ」
「そう思うんなら、そうかもね。あんたの事きめんのは全部あんた」
「いや、でもそれじゃ迷惑が…」<
「だからー、んなの関係ないじゃん。のろちんは自分がハッピーだからやってるけど。ヒッキーライフも、少年探偵団も」
「ピッポちゃん、ゴーホーム」
「ピッポちゃんお疲れ様ー。帰宅ったらスペシャルディナーに…っえぇ?」
「えっ…なにこれ。何?この不自然にブラックアウトってる映像は…。てか、これ犯人ほぼ絞られんじゃん」
「いっい…・、いけないねー不用心で」
「うりゃぁぁぁぁぁ!」
「あっあなたが犯人だったんですね。警備員さんならマスターキーでロッカー放題ですもんね」
「何の話だ。私は見回りをしていただけ、君こそ何を?ここは高校のロッカーだよ?」
「しらばっくれないで下さい、あなたが盗難事件の犯人だって…・」
「証拠あんのか?」
「ピッポちゃん、あたって!!」
「っや…やめろ、わぁぁぁ」
「こんなことして、ただで済むと思うなよ」
「これ見ても同じこと言える?こんらいの復元、目つむってでもできっから」
「一件落着ったね」
「はいっ!」
「あの男、他の学校でも同じ手口で小金を稼いでたみたい。
要望に応じて、イケメンの私物からDNAをゲッツ、それを課金式で公開ってね」
「金払ってまで見たいかねー、イケメンのDNAなんて」
「見たいんじゃんっ?玉の輿願望ってるやつとかーその保護者とか?」
「なんだか、闇が深そうですね」
「何だ、電話じゃ言えない用って…・」
「なぁ…俺じゃなくって、こっちがね」
「山根君が?」
「言いたい事、あるんじゃないの?」
「あの…」
「あのっ、ぼっぼくを、少年探偵団に入れてくれませんか!?」
「…困ったな…」
「っそ、そりゃそうですよね…」
「俺はてっきり、もう仲間だと。確かに君にきちんと意思を確認したことがなかったな…すまない」
「…じゃあっ」
「山根君。少年探偵団に、入ってくれるか?」
「はいっ!」
「ちっ…―――誰だ」
「よぉ。久しぶりだな、小林」
TRICKSTER-江戸川乱歩「少年探偵団」14話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「飛び級って大学卒業ってるから!」
2位「あなたが犯人だったんですね」
1位「来るときは事前申請てってば」
管理人の一言
山根くん…モブだと思ってた…見事なまでの野呂ちゃん推しです…
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