

エルドライブ 第2話「スーパー・クール・スペース・ガール」反応・感想
「今の球中学生じゃ取れないよ!」
「テニスを始めて12か月の平均的な返球ですけど。」
「ねぇねぇ、男子ったら美鈴の事ちらちら見てんの。エロいったらない。」
「美鈴って九ノ瀬君と知り合いなの?」
「眺めているだけです。跡形もなく消えないかなと思いながら」
「其方美鈴?なんで?」
「彼女もうちの署員だ。しばらくお前を観察してもらった」
「署長、やはり私は反対です、先程申し上げた通り、彼は警察官に不適正です。」
「なにより、九ノ瀬宙太はスケベです。」
「ずこっ」
「しかもドが付くほどの。私の想像では毎日エロ三昧です。それは思春期の至りなどという可愛げのあるというものではなく」
「ともかく、これからは美鈴やチップスと同じ捜査二課で頑張ってくれ。」
「あの其方が宇宙警察だったなんて」
「美鈴に嫌われてるな、宙太!」
「いったぞ!」
「おい、大丈夫か、宙太!」
「お前、まだひっついてたのか?」
「疲れて寝てしまったらしい。このような姿の具現化は想像以上にエネルギーを使う」
「何を言ってるんだ?声の正体がこんな変な奴だったなんて。お前いったい何者なんだよ」
「第四世代共生体水惑星対応ドゥルーブリットTYPE390」
「名前長すぎるよ。ドル―でいいだろ?」
「いいから、出てけ!」
「やめたほうがいい、宙太」
「あ~息苦しい。」
「ドゥルーと宙太は二心同体。ドゥルーを苦しめれば宙太も苦しい」
「じゃあどうやって引っこ抜くんだよ。」
「ドゥルーは宙太が死ななければ引っこ抜けない」
「そんなー!じゃあ一生こんなの生えてるのか?生えてるのはちんちん一本で十分なのにー!」
「えっ。聞かれた?セーフ?」
「卑猥な言葉。やはり変態ですね」
「夜勤へ行きます」
「いいですよ。しっぽを巻いて跡形もなく逃げ出しても。いや、勇気を出して、立ち去りたまえ!」
「たまえ~じゃないよ!だいたい、今授業中じゃないか。」
「では署長にはあなたは授業で休むと伝えておきます。」
「行かないのか?宙太」
「宇宙警察はよくわからないけど、其方に馬鹿にされるの、なんか嫌なんだ。」
「ここは?」
「エルドライブの地球支部の一つです。」
「それより出勤するんですか、本当に?」
「す、するよそれは。」
「チップスはブリッジ待機。美鈴は宙太に署内を案内してくれ」
「そしてここは留置所です。」
「牢屋のこと?」
「一時的な。あなたが先日捕まえたシャブロール星人も入っています。」
「あー本当だ!元早乙女先生。あの、やっぱり凶悪犯って死刑とかになっちゃうの?」
「宇宙刑法の基本理念は更生です。ほとんどの場合更生施設に送られます」
「へぇ。罪人にもチャンスがあるんだ。いいシステムだね。」
「あなたに何がわかるの?」
「えっ?」
(美鈴怒っているな)
一人で散策に…
「て迷ったーーーーー?」
「あれれ?まずいぞ!これじゃまた其方に嫌味言われちゃう!」
「コードセグ発令!コードセグ発令!被疑者が留置所を脱走しました。」
「だ、脱走!?」
「え?どうすれば?其方!」
「追います」
「宙太は追わないのか?美鈴が行くのに行かないのか?」
「まぁ、犯人を見つけるくらいなら、きっと他の署員が少ししたら助けに来てくれるんだろ?」
「そんな甘い気持ちで来ないでください。まるで中学生ですね。」
「な、当たり前だろ!中学生だよ!」
「転送!」
「ローゼンバー星人のドアグラインはこれまでに無差別殺人を3度も繰り返して逮捕されました
犯人の立場で考えると、まず初めに考えられるのは、追ってくるであろう警察を片づけること。
脱走者発見」
「蟹みたいだ、宙太!」
「なんつぅえぐい」
「エルドライブです。無駄な抵抗をやめて、おとなしく同行しなさい。」
「あなたには黙秘権と弁護士を付ける権利があります。」
「そして、すべての発言は宇宙法廷で証拠として扱われます」
「逃げた」
「一時的に姿を隠しただけです。」
「あんな怪物に丸腰じゃ、殺されるよ」
「ドゥルーがいる!昨日一緒にぼよんぼよんを逮捕しただろう?」
「昨日のは偶然だったんだ。僕には無理だ!」
「はっきりしましたね、凶悪犯と戦えないならエルドライブには不適正です。跡形もなく辞職してください。」
「ちゅうた!老人と犬が近づいている!」
「くるぞ、宙太!」
「ドルー、なみぬいだ!」
<シンパシー>
「脱走、度重なる抵抗、そして民間人への攻撃。容疑者の確保は困難と判断。規定に従い、職務を執行します。」
「其方?」
「この匂い、クラスでかいだいい匂い!」
「いきます」
「跡形もなく消えてください。」
「あ、見とれてた。でも、これって犯人を殺しちゃったの?」
「当然です。警告を無視して攻撃してきたのですから。」
「美鈴のいうことはピリッとしてるな、宙太」
「っていうよりぴりぴりだよ。同じ中学生だってのに、其方美鈴はまるで、スーパークールスペースガール」
「脱走団消滅。また派手にやりましたね。」
「ご苦労様です。戦いを目撃した地球人がいるので適切な処置を施してください。」
「ありがとね~。あたしが死んだら残されたこの子たちがどうなったか」
「さっきのおばあちゃん」
「あなたが身を呈してかばってくれたおかげよ。」
「命の恩人だわ。本当にありがとう!」
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(こんな気持ち久しぶりかも)
「私は報告手続きがあるので署に戻ります。あなたは学校に帰ってもいいですよ。どうせ辞めるんですから」
「ちょっと待てよ。誰もやめるなんて言ってないよ!それにやめるときは自分で署長に伝えられる。」
「しかしいきなりえぐい現場に居合わせましたな。これで顔の血を拭いてください。」
「血?緑?ちょちょちょちょ、血だー!!」
(しばらくは好きな食べ物からカニは外そうと思う。)
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