

青の祓魔師 京都不浄王篇 第3話「疑心暗鬼」反応・感想
「くわぁーはぁ」
「奥村くん、おはよう。う~わえらい寝ぐせやな、昨日あれから大丈夫やったん?」
「お前、俺と普通にしゃべっちゃって平気なの?」
「えっ、あぁ…ははっ」
「廉造りゃああああ」
「いきなり何すんの?金兄」
「柔兄、あっ此方お友達の奥村くん」
「おっ、そうかそうか俺は柔造。廉造の兄貴や」
「おぅ子猫、こっち来て一緒に食おうや」
「あっ、僕もう終わったんで…」
「何やあいつ」
「志摩さん!その…奥村くんと何打ち解けてるんや?柔造さんや金造さんは何も知らへんのに、奥村くんが…サっサタンの息子て、
でわかったら、どないする気なん?」
「どないする言われても…まぁ、なるようになるやろ」
「志摩さんは、なんでそういつもいい加減なんや!」
「子猫さんたちは考えすぎちゃうん?。だって奥村くん、ええ人やんか。子猫さんかて分かってはるんやろ?」
「ん?っあ、あいつもう働いてんのか」
「―――しゃ!あっ勝呂の母ちゃん、要らないロウソクあったらもらえません?」
「ろうそく?」
(あのハゲ…なんで来いひんねん。どういうつもりやっ)
「おっ様はまだ来はらへんのですか?」
「みんな…、今日は急な招集によう集まってくれたな。」
「一つみんなに知らせることがある。
おっ様は重要な用向きで会議には出席できへんそうや」
「おっ様はおらんけど事は急を要する、会はこのまま開くことにする。今日は、各家の当主及び前の右目にかかわったもんに集まってもらった」
「あの日…像の座の護摩壇の調子がどうもよろしゅうなくて。
おっ様をお呼びしたんですわ…」
「この度はお呼びして申し訳ございません」
「なぁに、私にできる事なら…―――どれどれ」
「達磨様」
「うん…?」
「達磨様は、騎士團に加わる気はないんですか?」
「蝮っ。おっ様の邪魔すなっ」
「せやなぁ、こう見えても忙しゅうてな。とても大事な務めなんや」
「右目を守ることが妙陀の生まれた者の、使命であり宿命であるはず!」
「それを捨ててまでやらなあかんこととは何なんや!!」
「寛仁な蝮~。呼ばれたらいつでも顔出すさかい、許したってやぁ―――んっ?」
「おっ様、これはいったい…」
「皆逃げい!」
「あっ、はい!」
「右目を守る!」
「戻れっ、蝮!」
「皆、下がりおれ」
(あかん…右目の封印が、解ける)
「つまり、不浄王の右目近くに居ったんわ我が宝生家の娘三人と柔造さん、八百造さん。そして…ここにいいひん、達磨大僧正この六人というわけやな?」
「今回集まってもらったのは、他でもない。裏切り者をあぶりだす為や!」
「あん時、護摩の日が動き出したとき、あてには…達磨様が炎を操ってはったように見えた。それに、今まで聞いたことないマントラを唱えてはった」
「なにより、この詮議の場に現れへんのが何よりの証拠やないんか?」
「そや、なんでこんな大事な時に」
「皆、落ち着かんか!」
「じゃあ誰なんや!」
「やめぇ!埒が明かん。蟒蛇とも話し合って後日おっ様を交えた席を設けることにしよか。今日はいったんお開きや」
「ぼん、大丈夫ですか?」
「おっ様を疑うなんて、みんなどうかしてはるわ。そんなはずあるわけないのに」
「そうか?みんなの疑いは最もや。お前やてそう思っとるんやないのか?」
「ぼっ僕はそんな…」
「すまん、一人にしてくれへんか」
「ぼん…」
@fashi2ji
「杜山さん、その薬草茶。神木さんに渡してあげて」
「はいっ!」
(神木さんはすごいよな…)
「あのっ、神木さんこれっ…っわぁ!―――ごっごめん、かみっ神木さん!」
「濡れてませんか?」
「ここはええから」
「はっはい…すみません」
(私…ひどい役立たずだ―――どうしよう…このままじゃ私)
(あれからにいちゃんも出てきてくれない。私が頼りないから…)
(ずっと小さな世界に閉じこもっていた私を、燐が、外の世界に連れ出してくれた。あの時も、私を助けるために…それなのに、私は)
「邪魔!」
「何ボーッとしてんのよ」
「あっ神木さん」
「ていうかさっきから何?」
「えっ」
「なんか言いたい事があるなら、さっさと言えば?」
「私…みんなの役に立ちたかったのに、足を引っ張ってばっかりで…このままじゃ…」
「このままじゃ私、友達が大変な時に何の力にもなれないよ!私がそんな風に頼りないから!」
「だから、だから燐も雪ちゃんも私には相談してくれなかったんだ!!!」
「悔しい…強くなりたい…」
「あんたにはほんとっ恐れ入るわ。十分強いっつうか、図太じゃない」
「わっ私が?」
「あんたって太々しい雑草みたい!」
「ざっそう…?」
「私雑草さん、大好き」
「はっ?」
「ありがとう神木さん!私も雑草さん達みたいに、頑張るね!」
(こっこいつ…どんだけ図太いのよ。というか、ごん太よ…)
「あーあ、こりゃ京都中のろうそく買い占めてもありないかもな」
「こりゃまだまだかかりそうだな…ビールでも買ってくるわ」
「はぁ、すっきりしたー」
「子猫丸!」
「なんで逃げんだよっ、俺はお前と仲直りしてぇんだ!」
「僕は…僕には何にもない。僕には身寄りがないんや」
(ぼんや志摩さんみたいな才能も…)
「そんな僕を、明陀の人たちはここまで育ててくれはった…」
「せやから、僕はいつか恩返しがしたいんや!僕の唯一の帰れる場所で…僕の居場所なんや!それを壊す危険のある人は…僕にとっては敵や!」
「そうか、わかった。じゃあ俺が危険じゃないってわかったら、仲直りしてくれるか?」
「お前の言う通りだよ、俺、修行上手くいってなくて炎のコントロールもまだ全然でさ…こんなんじゃお前ら不安だよな!めっちゃ納得した!っよっし!んじゃ、修行に戻るな!」
「あっそうだ。お前守りてーもんとか、いっぱい持ってんじゃねーか。何もないって、んなことはねーだろぉ」
――― だって奥村くん、ええ人やないか。子猫さんかてはるんやろ? ―――
「…奥村くん」
(おとん…あんたは一体…)
「ほな、今日も始めよか…」
「今度こそーー!!」
@kab_studio
青の祓魔師 京都不浄王篇 第3話観た。疑心暗鬼。なんかもうめっさギスギスしてる!そこをしがらみのない純粋な燐くんが解きほぐしてくのほっこりする
青の祓魔師 京都不浄王篇 第3話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「おとん…あんたは一体…」
2位「頭冷やしてくる」
1位「図太くてふてぶてしい雑草みたい」
管理人の一言
原作呼んでいないけど、おっさまはいい人と思いたい…
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