夏目友人帳 陸 第7話 「ゴモチの恩人」反応・感想
天井からこんばんわ

コンコン、コンコン

「夏目様、夏目レイコ様、おいでですか?」

「レイコのやつ、どれだけ恨みを買っているのだ…」
「悪いが、祖母のレイコは他界したんだ」

「他界!?それはそれは…悲しきことで…」
レイコにお礼が言いたくてやってきた

「私はゴモチと申します。正直レイコ様とはそれほどお付き合いはないのです。しかし恩人なのです」

「恩人?」

「はい。私はここから少し離れた七房の森に住んでおります」

「そこへ、ある頃から人間の娘がやってくるようになりました」

「何をするでもなくぶらぶら歩いたり、昼寝をしたり…」

「風の噂で、その娘の名はレイコと」

「おいまた人の子が来ているぞ」

「山の中に何をしに来るのだろう?」

「昼寝しに来てるのよ。騒がしくしないでくれるかしら」

「我らを見ることが出来るのか!?」

「我々小物達は、大騒ぎしたものです」

「ん」

「ひひひっ」


「ひっうわぁーーーっ!ごめんなさい!!」

「正当……防衛だ」
「過剰防衛だな」
「とまぁ、我ら妖を恐れぬ不思議な人の子でした」
センキとヒャッコの喧嘩

「えぇい黙れセンキ!この私のほうが強くふさわしいのだ!」

「何をヒャッコめ!この私のほうが優れておるのだ!」

「赤き帯がセンキ様。青き帯がヒャッコ様だ」

「だから私は関係ないって…ん?あれは何?」

「ああ、美しいだろう。木舟と言うんだ」

「センキ様とヒャッコ様に捕まっているのだ。お2人のうち、どちらか優れている方の嫁にするのだと」

「え?なによそれ」

「可愛そうだが仕方ないのだ。お二人に逆らえるものなど…」

「ねぇあなた。」

「あなたは納得してるの?どちらかのお嫁さんになりたいの?」

「いいえ。勿体無い申し出ですが」

「私は帰りたいのです」

「おいお前!我が花嫁に何を勝手に近づいておる!」

「卑しき人間ではないか!」


「ねぇあんたたち。この子を放してやりなさいよ」

「とてもくだらないことで喧嘩をしているらしいじゃない」

「なんだと!?」

「まぁいいわ。誰よりも強いものが花嫁をもらえるのね?」

「ならば私も参戦するわ!花嫁は私がもらう!」

「勝って傲慢な貴方達の泣きっ面を見たくなったわ!」

「勝手な事を言うな小娘!そんなこと我らは認めぬぞ!」

「まさか怖いの?なら不戦敗にしてやってもいいわよ」
「なにぃ!?」

「とにかく…あっもう夕方じゃない!帰りが遅いと叱られるのよ!ったく~」

「あぁ~じゃあまた来るから!」

「まて小娘!逃げる気か!」
「またね!」
それからセンキと対決

「我々はきっと逃げたのだと思いましたが、レイコ様は翌日には戻ってきて下さったのです」


「お待たせ!あなたは確か、センキね?」

「さぁ、私と勝負しましょう!」

「よくも抜け抜けと!まぁいい。今ヒャッコを呼んでやる!」

「あら、一体一の勝負は怖いの?いいわよ、みんなを呼びましょうか」

「センキは一体一では勝負できないんですってーー!!」

「えぇい!良いだろう、小娘が!」

「じゃあ勝負方法は私が決めるわね!」

「見て、あの高い木のてっぺんにきのみがあるでしょう?」

「あれを先に取ってきた方が勝ちってのはどう?」


「がっはっは!!良いぞ!よし勝負だ!」

「負けんぞぉ!」

「ぬっ!ふんっ!」

「おお!?」

「悪いけど勝負は勝負。私の勝ちよ」

「わああああっっ」

「勝ったぞ!」
「卑怯だが勝った!」
「卑怯だけど人の子がとりあえず勝ちだ!」

「ぬぅ…しかし確かに木登りとは言っておらぬか…」

「はいっ。お詫びにこの実をあげるわ」

「あなたが堂々とした妖だから通用した作戦ね!」

「でも約束通り木舟からは手を引いてちょうだいね」


「妙な小娘だ…」

「センキ様も呆れて、毒気を抜かれたようでした」
ヒャッコと対決

「レイコとやら、聞いたぞ。センキを見事打ち負かしたそうだな」

「ええまぁ。あなたの番よ勝負は私が…」

「それだが良い勝負を思いついたのだ!」

「えっ?」

「私が勝てばこの森で一番強いのは私。木舟との祝言のご馳走となるものを集めるのだ。縁起物とされる、イガの中に3つ実のある栗を多く集めてきた方を勝ちとしよう」

「夜明けまでに、あの一本木の下へ!」

「ちょっと待ちなさい」

「我ながら名案!では勝負!」
妖怪たちに栗を集めてもらっている間に

(私は木舟の元へ寄り、レイコ様がしている事を話しました)


「おい、もう夜だぞ?人の子は体がキツいのではないか?叱られるとも言っていただろう」

「ああ…今日は家の人も帰りが遅いから、日が昇ってすぐ帰れば何とかなるわ」

「でも気の毒な人たちなの。こんなお荷物押し付けられて」

「その時、何となく感じたのです」

「レイコ様は負ける事というより、帰れなくなる事を恐れていないのだと」


「そろそろ夜が明ける。一本木の下へ行こう」

「あら、結構集めてくれたのね」

「う~ん。思ったよりもって来てくれるやつが少なくてな…」

「構わないわ!あとは私がヒャッコを待つから、あなた達は帰っていいわよ」

「しかし勝てるだろうか?ギリギリという感じが…」


「おーい、おーい!」

「あ…」

「よいしょっよいしょっと…お?」

「ヒャッコ様」

「うむぅ、無念」

「私の負けかぁ」

「こうして勝負はつき、ヒャッコ様とセンキ様は森の者達の気持ちを知って、反省なさったようでした」

「木舟、あなたは自由よ。帰りたいところがあるなら帰りなさい」


「素敵ね木舟。帰りたいところがあるなんて…」


「レイコとやら、またこの森へ来るのだろう?」

「楽しかったけど、顔見知りのいる森なんて落ち着かないわ」

「さようなら」

「それ以来、レイコ様が来ることは無くなりました」

「森のみんなは時々、レイコ様が来ないかとソワソワしていたのですが…」

(何かと繋がれるかもしれなかったレイコさん。でも多分、気づけなかったのだろう)

(いろんなものから距離をとりすぎて)

(いや、ひょっとしたら、気づきたくなくて)


「本当にどうしようもない女だな」

「うるさいぞ、先生」

「ふふっ。それでも、私たちの恩人なのです」
ゴモチと木舟の結婚式

「レイコさんが気まぐれに助けた木舟はとても美しく」

「この光景をレイコさんにも見せたかったと、少しだけ悔しく」

「少しだけ、誇らしく思った」
夏目友人帳 陸 第7話 「ゴモチの恩人」 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「レイコ様にお礼をお伝えしたく参ったのです」

「お礼?お礼参りじゃなくて!?」
なにげに酷い夏目の発言www
2位「どちらが花嫁を貰うにふさわしいかですって?」

「捕らえていないと逃げられる時点でどちらもふさわしくないわよ、バカバカしい!」
レイコさんが正論をかますシーン
1位「私事なのですが、木舟とレイコ様を探す内に互いに想い合うようになりまして」

「この度祝言を挙げることになり。祝言へのご招待をと」

ゴモチと木舟が結婚
管理人の一言
レイコさんかっこいい…この結婚式にレイコさんが出席できたらどう想ってたんだろうか…
この記事へのコメント
dermatitis periorbitalis 2018年06月16日 16:55:32
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