

王室教師ハイネ 第10話 「僕の知らない先生」反応・感想
お待たせしました?
第10話『僕の知らない先生』
スタートです?#王室教師ハイネ pic.twitter.com/9IKzQmUwI2— TVアニメ「王室教師ハイネ」公式 (@heine_PR) 2017年6月6日
伯爵からのお誘い
「少し、お話をしませんか?私と」
「お断りします」
「まぁそおっしゃらずに…」
「ですから私は忙しいと…」
「人さらいでもあるまいし、そんなに警戒しなくても」
「さらってるではありませんか!ムピーっ!!」
「ご安心下さい、王宮までお送りします」
「ずっとあなたとお話したいと思っていたのです」
「従兄弟からあなたのことを伺っていたもので」
「従兄弟?」
「衛兵のマクシミリアンです。似ているでしょう?あの朗らかな性格が」
(そこ?)
「あなたは王子たちが悩みを抱える度、必ずその裏で動いていらっしゃいましたから」
「何をおっしゃるかと思えば」
「リヒト王子の時は、街で働いていることを陛下に伝え、事を荒立てようとしたり」
「ブルーノ王子の時は、ドミトリー教授を使って国王を諦めさせようとしたり」
「カイ王子の時も…」
「一体なんの事やら。先生は私がその犯人だと?」
「可能性はあるかと」
「仮に私が弟君の足を引っ張り王位継承を阻んでいるとお思いなら、的外れというものです」
「アインス王子はご長男かつ文武両道なお方」
「誰もが次の国王とおっしゃっております」
「わざわざ邪魔する必要はない、と?」
「はい」
「それより先生、こちらの記事をお読みになった感想を聞かせていただけますか?」
「先生ならこの犯罪者にお心当たりがあるかと思いまして」
「――ああ、もう王宮です。このお話はまたいずれ」
先生の過去ってーーー!?
「そういえば先生、ひとつ言い忘れていました」
「私、突き止めたんです。あなたの正体」
「ここへ来る前、小さな教会で子供たちに勉強を教えていたそうですね」
「あなたが何故そこで働いていらしたのかを調べたら、面白い事実が出てきました」
「つまりあなたは、こちら側の人間ではないんですね」
「…」
(こちら?こちらって何だ?)
「今度はその辺を伺えたら嬉しいです。では失礼します」
王子たちの成長
「教会で教えてたって何なんだよ!?僕は聞いてないぞ!」
「昔、ボランティアで教師をしていたのです」
「じゃあ、お金を貰わずに?」
「当時、お金は受け取っておりませんでしたがその日の食事は謝礼として教会からいただいておりました」
「そうか…僕たちの他にも生徒がいたんだ…」
「あの、元はといえば私にそれを渡しに来たのでは?」
「そうだ」
「予習されたのですか?」
「そうだ!たまには自分から勉強しようと、勝手に予習してやったぞ!」
「スゴイではありませんか。頑張りましたね」
「――っ」
「さあ、まさに今!生徒が成長する喜びを感じるがいいぞ!」
「なんで偉そうに」
「確かにお預かりしました。次の授業までに採点しておきます」
「ふんっ!せいぜい僕のために働くがいい」
「だからなんで偉そうに」
「ブルーノ王子、素晴らしいですね。子供たちに勉強を教えるとは」
「ありがとうございます。国王候補として学び足りないものはないかと悩んでいたとき、アデルに勉強を教えて欲しいと言われたんです」
「その時これだと思いました。子供たちと交流を深め、幅広い世代に必要とされる国王になりたい!しかし…」
「ブルーノ王子って彼女いるんですか?」
「授業に関係のない話は禁止だ!」
「えー」
「この有様で授業にならず…無駄な時間を過ごしてしまったのかもしれません」
「あなたはここにいる子供の指導もできないで、一国の王として何百万人もの国民を導いていけるのですか?」
「えっ」
「人の上に立つ指導者になるには、その人となりに魅力がなければ誰もついてきません」
「確かに!自分も師匠の素晴らしい人となりを知ったから、この身を捧げようと」
「師匠、ありがとうございます!そのお言葉を胸に、もう一度頑張ります!」
「みんな!今日はみんなに自分のことを知ってもらう授業から始めようと思う」
「先ほどの質問だが、残念ながら自分に彼女はいない!」
(ブルーノ王子、助言を柔軟に受け入れる姿勢が立派です)
「すごくモフモフなんですよ~っ」
「え~そうなんですか?」
「あはははっ」
(カイ王子もすっかり溶け込んで)
「あ、先生、ちょっと、いい?」
「はい、なんでしょう?」
「なるほど。軍学校に戻りたい、と」
「うん。あの事件で、もう学校に通っちゃダメな人間だって諦めていたけど」
「誤解も解けたし、もう一度行ってみたくて」
「そうですか。お父上にはそれを?」
「ううん。絶対、反対されると思うから」
「学校の人達は優しいとは限らないけど、そういう人たちとも関わっていく力が、今の俺には必要だと思う」
「素晴らしいですね、その姿勢は。ですが私が力添えするよりご自分で父上を説得してみてはいかがですか?それも国王になるには必要な力です」
「うん、そうかも」
「王子ならできます。頑張ってください」
「先生、いつも付き添い悪いね」
「いえ。ここで王子が学ぶこともたくさんあります」
「そのお手伝いができれば私も光栄です」
「キャ~リヒャルト~。またおしゃべりしましょ!」
「これはまた、随分素敵な御婦人方におモテですね」
「まぁね~」
「彼女たちと話すと勉強になるんだ。医者不足の地域があるだとか、土地の値段が高騰してるとか、教育の問題とか」
「まあ中流社会の問題がリアル浮かんでくるっていうかさ」
「ほう。王子、成長されましたね」
「超美形のカリスマ王子の俺なら、当然だよ!」
「王子、これからも自分の信じる道を突き進んでください」
「何?お別れみたいな」
「じゃ、また後で!」
「はい」
ハイネの部屋は散らかり放題
「素敵なお部屋ですね」
「特にこの本の形をしたテーブルセットなんて斬新で」
「それは正真正銘本です」
「す、すみません師匠…」
「最近、お仕事が忙しくて部屋に気を回す間もないというか…」
「!!!」
((((それって、俺のせいじゃ!??))))
「勉強は後回し!日頃お世話になってる師匠への恩返しを込め、我々が徹底的にお掃除します!」
「あ、リヒト王子、その箱は触らないでください」
「え?」
「私のプライベートなものなので」
「プライベートなものだって!あの箱の中を見れば、先生の正体が!?」
「…えいっ」
「あっこら!!」
「なにこれ?」
「寄せ書き、お手紙です。元教え子が別れの時にくれた」
「師匠のお人柄が素晴らしいとよくわかります」
「先生の授業、大好き」
「僕たちがあげたプレゼントも入ってる!」
「当然です。私にとって、教え子全員が大切な宝物です。もちろんあなた方も」
「しかもあなた方は個性が豊かで実に教えがいがあります。初日から毎日が事件で、どれほどやりがいがあったか」
「みなさんに出会えて、私は日々感謝していますよ」
「ハイネ…」
「師匠…」
「ごめん、勝手に開けて…」
「いえ。というわけで明日からの課題と宿題、さらにどっさり作らないと」
「自分たちも師匠へさらなる感謝の意を込め、掃除を続けよう!」
「おお!」
「いかがですか師匠?まだ足りないかもしれませんが」
「いえ、私から見たら完璧です」
「あのさ、僕たち役に立ったか?」
「ちゃんとハイネへのお礼になったか?」
「ええ、もちろん。みなさん私のために頑張って下さってありがとうございます」
「俺にお茶を入れますので、ご一緒にいかがですか?」
「美味しい」
「あれ、先生こんなのまだとってたの?」
「こんなデタラメ記事…王宮に犯罪者が紛れ込んでいる?」
「その新聞は嘘ばっかりだ!」
「王宮の人、みんな優しい。いい人ばかり」
「犯罪者?いるわけないじゃない!」
「教育的指導です!」
「何が真実か確かめもせずに決め付けるのはよくありません」
「その犯罪者が、あなた方に優しくしてくれる王宮の人だったらどうしますか?」
「例えば、私とか」
王室教師ハイネ 第10話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「じ~~っ」
レオンハルトの愛くるしい…もとい鬱陶しい視線
2位「どうぞ中へ」
「!!」
「ハイネ…お前の部屋汚っ!!」
ハイネ先生の汚部屋公開シーン
1位「先生の部屋、お掃除し隊!結成!!」
王子たちが掃除隊を結成するシーン
管理人の一言
前話のちらっと回想をみるに陛下を守るために暴力振るっちゃった系だろうか…
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