最遊記RELOAD BLAST 第3話「天葬」反応・感想
いつものお約束

「まさかこの先、こういうとこばっか続くんじゃねぇだろうな!?」
「ただでさえ西域は起伏が激しい上に、異変の影響で地図とはかなり変わっちゃってますからねぇ」

「文句ばっか言ってんなよ悟浄!三蔵でさえ黙って頑張ってんだからさぁ!」

「こいつは黙ってんじゃなくて息が上がってモノも言えねぇだけだろ!」

「お尋ね者の三蔵一行!その命と教文、我々が頂いたぁ!」

「へぇぇっ!??こんなところでか!」
「空気読めって!こっちは今それどころじゃねぇって!」
「いや~むしろ空気読んだ結果じゃないですかね?」

「こいつら…妖怪を食ってやがる」

「大丈夫、その子達は絶対、死肉しか食べないから」

「妖怪…?この鳥はあなたが操っているんですか?」

「ああいや、僕は単なる森人だよ」

「すぐ下に村が見えるだろ?ここは数年前までこのあたりの鳥葬場だったんだ」

「お茶でもどうです?汚いところですけど遠慮なく~!足元に気をつけてグェアホゲェッ」

「僕ら先を急ぐので、失礼しま~す」
今晩の宿

「今夜の宿どうすんだ」
「そうですねぇ、この辺一帯探しても宿屋はありませんでしたし…」

「あの…失礼ですがそのお姿はお坊様でいらっしゃいますか?」

「………」

「ええ!こちらにおわしますは、桃源郷最高僧・現状三蔵法師にあらせられます」

「おお!!」

「是非!是非とも我々にありがたい供を読み与えては下さいませんか!?」
「しかしこの村には宿がないようですし、逗留は難しいかと…」

「とんでもない!お坊様方の休宿の場は村をあげてお世話させていただきます!」

「ええ、ここしばらくの間に何人もの村人が行方不明になっていまして…」
「やっぱりほら、丘の上の鳥男の仕業じゃないのかね?」
「そういえばこのあたりには鳥葬の風習があったと」

「妖怪が暴走してからは、鳥葬場まで遺体を運ぶのも危険だから廃止されてしまいましたがね」

「一連の神隠しもあの男の仕業じゃないかと、もっぱらの噂で」

「そんなことする奴には、あんま見えなかったけどな~」
「あの男にあったのですか!?」
「まぁチラッとな」

「おお!さすがは三蔵法師様御一行だ!このご時世に妖怪に会ってもたじろがないとは!」

「いや~まぁ、あははは…」

「そんなとんでもない!村人を襲うなんて…!」

「私には以前あの村で暮らしていた恩もありますし、そもそも私ベジタリアンなので…」

「その鳥だけどうしてここに?」

「翼を怪我してからあまり飛べないんです」

「その子だけならともかく、あれだけの数を世話するのは大変でしょう、餌はどうしているんです?」

「異変の影響で彼らが取る餌がほとんどないので、私が定期的に家畜の肉なんかを与えていますが」

「天神と天羽か、どちらも仏の教えという意味だ」

「別宗派の言葉までよくご存知で!さすがは最高僧三蔵法師様だ!」

(天神!天神!よさないか)

(肉親が立ち会うことが禁じられてる事くらい知っているだろ!天神!!)

「魂は、どこに還ると思う?」

「え?」

「例えば君や、君の大切な人達が死を迎えたとして、その魂は何処へ行くと思う?」

「魂とか、そういうのはよく分かんねぇけど、死んだらそれで御終いっていうか。てか今は死んだあとのこと考えるより、生きてくこと頑張んなきゃ、みたいな」

(――あれ?)

「ははは、確かに、それが一番大事なことだよね。変なこと聞いてごめん」

(なんだろう、今すごく、胸がモヤっとした)

「今日の獲物はババアかよ」

「贅沢言ってらんねぇだろ」

「騒ぎが大きくならない程度に神隠しの要領で村人を一人ずつさらい、食料庫として食いつなぐ」

「しかもその疑いの目は村はずれに住む変わり者の妖怪に向けられるって寸法だ」

「せこいんだよ、やることがさぁ」

「悟空…」
「悪ぃ」
きな臭くなってきた

「この村は鳥葬をやめてから遺体を土葬しているな?」

「ええ」

「案内しろ今すぐ」
「悟浄は念のため丘へ向かってください」
「おいおいなんだってんだよ」

「神隠しの犯人が捕まったのかい?それはよかったなぁ」

「うん!これで天神の疑いが晴れたってことじゃん?」
「それを伝えるためにわざわざ…?」

「…君は本当にいい子だね」

「無い!遺体がなくなってる!」

「間違いないですね」

(餌を維持するためにあの男は…)

「私はね、この目で見届けたんだ、息子の遺体が鳥たちに屠られる様を」

「村人たちの手によって大まかに分解された息子の体は」

「鳥たちのついばみで綺麗な綺麗な赤い肉塊となり、やがて穢れのない真っ白な骨をのぞかせた…」

「素晴らしい光景だった!天羽の命は悠久なる大自然に帰ったんだ!!」

(痺れて全然動かねぇ…!)

「あの時私は確信したんだ!この崇高な思想を伝導することが私の使命なのだと!そのためなら私は」

「ぐああああああ!!」

「何が自然に帰った、だよ…」

「あんたはただ、息子の死に様に囚われていただけだ」

「違うっ!!!!私は」

「俺さ、昨日あんたに言われた事よく考えて」

「もし俺の大事な人が死んでその魂がどこに行くかなんて分かんねぇけど」

「どこに行っても、どんな形になっても、ずっと俺の中にいるよ」

「ったく馬鹿猿が」

「うん、馬鹿でごめん」

「誰かが死ぬことより自分が生きることのほうが大事だろうが」

(自分でもなんであんなふうに思ったかわかんねぇけど誰かに伝えたかったんだ)

「バカのくせにややこしいこと考えんなっツーの、生きてりゃ帰れる場所なんざそこにあるだろ」
(俺を支えてくれる大事な――)
「泣いてんなよ馬鹿猿」
「バカバカうっせー!このエロ河童!!」
「お前さっき自分で馬鹿認めてたじゃねーか!」

「ああ…」

「みんなを連れてきてくれたのか…」

「もうすぐだからね、待っておいで。そう、いい子だ――」
最遊記RELOAD BLAST 第3話 twiterで反応が多かったシーンTOP3
3位「誰が猿だよこの野良河童!」

「河童が野良じゃなかったらおかしいだろ!」
悟空と悟浄が言い争うシーン
2位「こいつは山登りじゃねぇ、ロッククライミングって言うんだよ!」

「えぇっ三蔵?何か言った?」
開幕早々、ロッククライミング!!
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